最初に身につけるべき 最優先すべき財産とは?

基本的にこのサイトは

「経営者の財産をどのようにすればより有利に最大化できるか?」

をテーマにしています。

そのために効率的な資金の活用方法・お金が残る節税方法・資産をより有利に形成する方法などを
説明しています。

しかしその前段階として絶対に経営者自身が身につけなければならない基本的財産があります。
それが「力」です。

「力」とは経営するための能力(スキル)です。
「力」は経営者が最初に形成すべき財産であり、そして最も費用対効果が高い財産です。

 

今回は税やお金の専門家としての話ではありません。
そして少しおこがましい話になるかもしれません。
しかし後々のアセットアロケーションなどの説明でどうしても避けて通れない項目となっています。
結果的には財産形成を行ううえでとても重要な話になりますのでご勘弁下さい。

 

1・「力」を身につけることがいちばん大事な理由

経営者が経営を行っていくためには、様々な能力が必要です。
判断力、企画力、販売力、コミュニケーション能力、行動力、直感力、情報収集能力など
このような「力」を持っていればいるほど、それは経営者の財産となります。

例えば、経営に関する知識を学び、経営の原理原則をわかっている人が起業するのと
その原理原則を全くわからずに闇雲に起業する人ではどちらが有利でしょうか?

結果は見えています。

同じく経営に必要な様々な能力を携えて経営を行うのと、そうでないのとでは結果は大きな差になります。
経営するための能力を高めるのが、経営者として財産を形成する第一歩となります。

特に若いうちは、下手に蓄財するよりも自分の能力を極限まで高めた方が、最終的な財産形成につながります。
自分の能力を磨かずにいくら蓄財に励んでも、築ける財産はたかが知れています。

よく自分に対する投資が最も効率が良いと言われますが、これは「嘘偽りない真実」です。
お金や時間はまず自分の能力向上のために使いましょう。

お金や不動産などいわゆる一般的な財産は、何かあれば消えて無くなることもあります。
しかし自分が身につけた知識や能力は、基本的に失われることはありません。
そして一度経営する力を身につければずっと経営者として稼ぎ続けることができるのです。
このような確実な財産は他にありません。

まずは一日も早く自分自身の稼ぐ能力を身につけることが、将来的な財産形成に最も寄与することになります。

 

2・人脈構成にも必要な「力」という財産

 

また経営を効率よく行っていくためには、優良な人間関係が不可欠です。

弊社が二つ目の財産と捉えている「人」ということになりますが、こちらの人脈形成においても
経営者としての能力が欠如していれば優良な人脈形成は出来ません。

経営者としての能力が備わっていないのに、たくさんの人と会って無駄に知り合いを増やしても
それが財産と呼べる人脈に昇華することはありません。
無駄なだけならまだしも、出会った人たちに「無能な経営者であるとレッテルを貼られる損失」は大きいです。
せっかく人と知り合う機会があるのであれば、
知り合う前に自分が経営者として「力」を身につけておく必要があります。
経営者としての力を身に着けた後の人脈構築は、そうでない場合と比べてずっと上手く行くはずです。

 

3・経営者としての「力」の備え方

経営能力は生まれつき持ち合わせているものでもなければ、突然備わるものでもありません。
もちろん起業前に完全な状態にできるということも有り得ません。
最初から完璧な状態を目指すことは出来ませんので、情報や新たな学びを効率よく取り入れながら
実践の中で積み上げていくことになります。

情報や新たな学びを取り入れるために最も効率がいいのが、「本」「人」です。

読書の習慣がある人で経営に困っている人は、見たことがありません。
理由は物事の解決方法は全て本に書いてあるからです。
売上の上げ方も、利益の出し方も、効率的な経営の仕方も、全て本に書いてあります。
情報の集め方、タスクの管理、コミュニケーション、所作やマナーなど全てです。

最も効率がいいのは読書であることは間違いないのですが、
読書は時間がかかりますし何より正しい理解をするのが大変です。
そこで時間と効果を優先させた情報源が、解説コンテンツ(動画、音声、セミナー、ブログ記事、要約本)などになります。

そういった中から自分にあった情報源を見つけて、勉強と実践を繰り返し自分の力を形成していきます。

また読書と同じく重要なのが、人からの情報です。
直接人と会って得られる情報はやはり新鮮で役に立つものが多いです。
特に経験豊富で実行力のある人の情報はすばらしいものがあります。
実行力があって経験豊富な人というのは、たくさんの失敗もしています。
失敗というのはある程度自分で経験しないと気づかないものですが、
経験豊富な方の実体験を聞いておくのと全く知らないのでは
何か起きたときに対処法などに大きな違いが生じます。
そういった方々から情報を集めて自分の糧と出来れば、大きな力になることは間違いありません。

 

「本と人から情報を得て、それを実践の中で体感し、自分の力へと変えていく」

 

この工程がもっとも早く経営者としての力を身につける近道かと思います。

 

ほかの財産もそうですが、財産はコツコツ積み上げていくことが大事です。
どんなに頑張っても明日突然圧倒的な経営者としての力を身につけられるわけではありません。
日々の積み重ねが重要です。

 

経営者としての力を最大化することが最重要視すべき財産形成であり、財を築く第一歩となります。

いくらお金があっても、経営する力がなければお金はすぐに底をつきます。
逆にお金が無くても、経営する力があればすぐにお金は稼ぐことができます。

最初は特に貯蓄も投資も不要です。
まずは稼ぐ力をたくさん身につけるのが最も効率的な財産形成へとつながっていきます。

若干専門外である自己啓発的な話となってしまいましたが、
最終的には財産形成を考えるうえでとても重要なことです。

なるべく早く、そして一つでも多くの「力」を身につけましょう。

 

まとめ
・経営者にとって最も重要であり、かつ費用対効果の高い財産は「力」

 

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福田哲也代表取締役

投稿者の過去記事

S49年3月生まれ
仙台市出身
CFP・税理士

企業の税務や会計だけでなく、
社長の財産形成についても一緒に考える会計事務所を運営しています。

ご自身の財産、節税、経営について真剣にお考えの方、
お問い合わせお待ちしております。

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